花より男子〜ファイナル〜 (2008) »レビュー

明るく楽しいラブ・コメディ

80点 2008/07/30 by かみぃ

花より男子〜ファイナル〜

自ブログより抜粋で。(ほぼ全文)
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 人気テレビシリーズの完結編としての劇場版。だそうですが、筆者はテレビドラマ版に限らず、原作コミック、内田有紀らの旧映画版なども、まったくの未見で観賞。
 はなから生粋の映画ファンが映画的にどうこう言えるような作品じゃないと決めつけていたが、ところがどっこい、これが予想外に楽しめた。

 まずはほとんど前情報無しで話についていけるかが一番心配だったけど、意外と普通に観られたのが嬉しい
 テレビシリーズからの“お約束”がわからないために、ところどころ若いファンとは笑いどころが違ったりもしたが、一見さんにも優しい作りになっているので充分に愉しさは伝わってくる。
 こういう若者をターゲットにしたデートムービーとしては、相方に無理矢理つき合わされても内容がわかるってのは結構重要と思うので、これはポイントが高い。

 日本映画にしてはラスベガスやら香港やらの海外ロケの分量が結構多く、しかもさまになっている。映画館スケールの演出は、たまにしか劇場に足を運ばないようなドラマファンでもきっと満足できるだろう。

 基本的に“はったり”を良しとするラブコメなので、よくよく考えれば“ありえないっつーの!”な展開も多いが、そこを突っ込むのは野暮ってもんだ。むしろそういうバカバカしさも含めて楽しむべき作品。

 ただ、無人島のくだりだけはちょっとくどかったか。
 このあたりになると、なんとなくことの真相が予想できるのに、ここに至ってあまり事態が進展せず、そこまでのノリの良さが失速した印象だった。
 映画を最後まで観ると、この場所がある意味で伏線になっていたことに気づかされるので、編集段階で無闇に削れなかったんだろうとは推測できるのだが、ここでの停滞だけが惜しい。

 とはいえ、まるでテレビシリーズに思い入れのなかった自分が置いて行かれることもなく、逆に惜しいと言わしめるのは、固定ファンへ向けた企画モノとしては合格点以上だろう。
 コテコテのテレビシリーズファンがどう思うかは知るよしもないが、昨今流行りのテレビドラマの映画化としては出色の出来と言っていい。
 そもそも日本映画にこういう明るく楽しいラブ・コメディが少ないので、むしろ貴重な快作として讃えたいぐらいだ。
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