ぐるりのこと。 (2008)
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木村多江とリーリー・フランキー
2008/06/22
by
星空のマリオネット
リリー・フランキーさんを初めて観ました。
木村多江さんが主役を演じているのを観たのも初めてです。
夫婦の二人。
言葉では言い表せない二人の生きる姿。
心のバランスに変調をきたし、壊れていく妻を静かに演じる木村多江。まさに自分の目の前に、一人の女性がいるというリアルさが怖かった。彼女が怯える姿、泣きじゃくる姿。こんな女性の姿を映画で観たことは、これまで一度もなかったように思います。
橋口監督にとって前作「ハッシュ」から6年ぶりの新作。その間、監督自身がうつ病に苦しんでいたそうです。木村多江の人間としてまた役者としての力を引き出したのは、自分自身苦しみもがいていた監督の執念に、彼女の女優魂が呼応した結果だったのかもしれません。
夫役のリリー・フランキーさん。ちょっととぼけた味わいの浮気っぽいおじさんなのですが、例えそれが肉親であっても他人の苦しみを理解することはできないという悲しみを知っている飄々とした風貌の優しい男。
彼は法廷画家として、バブル以降の日本に住む人々の病理に直面する。児童殺害やオウムの無差別殺人・・・。法廷には被告と原告がいる。傷つき傷つけられた人々の姿を見つめ続け、スケッチブックにひたすら写す。怒りや悲しみに震えそうになっても、黙々と描くその行為が彼を救っているのかもしれない。
夫は妻を彼なりに静かに見守り続けている。妻の苦しみをしっかり受け止めようと、つぶやくように声を掛け、抱きとめる彼。
そんな彼のもとにあって、長い歳月を経て、回復に向かって希望を紡ぎ始める彼女。
生きている素朴な草花の絵を描くことに熱中する行為が、彼女の生命に彩をとりもどさせる。
PS
上映時間2時間20分におよぶ長い作品ですが、もう一度しっかり観てみたい映画です。
脇を固める役者たちが演じる人間模様も面白い。寺島進、安藤玉恵、倍賞美津子・・・
唐沢主演のテレビドラマ「白い巨塔」で、末期がんに侵された製薬会社営業社員を演じて素晴らしかった木村多江さん。地味な役が多いバイプレーヤーですが、本作では是非、主演女優賞を獲ってもらいたいものです。
リリー・フランキーさんも良かったなあ!
2人がこのレビューに共感したと評価しています。
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のびた出演作品!
2008/06/22 by
のびた
星空のマリオネットさん、こんばんは。
これ、ご覧になられたのですね。
静岡では8月公開なので、とても待ち遠しいです。観てないのにこういうのも何ですが、前評判から、おそらくベストテン入り確実の作品だとにらんでおります。
そして何よりも、この映画には、のびたが出演しております。僕写ってましたでしょうか(知りませんよね、僕の顔)?
もしかしたら、僕のブログでご存知かもしれませんが、ブログをご覧になってくださったことを前提にするのも、大変押しつけがましいので、敢えてとぼけて書きます。
昨年この映画の静岡ロケがありまして、僕はエキストラで出演しました。
静岡の文化会館の入り口を裁判所の入り口という設定にして、抽選で中に入る人を決めるシーンです。僕はカメラの正面にいたので、そのシーンがカットされなければ、写っていると思うのですが…。
もう1シーン、どこの場面か分かりませんが、リリーさんと柄本明さんが(裁判所の中という設定かな)二人で階段を降りてくるところで、僕は一階の机の前で、黒いリュックを背負って立っていました。僕の後ろをお二人が通り過ぎて行ったので、ここでもカットされない限りは写っているはずです。
監督にラッシュを見せてくれと、「ザ・マジックアワー」の佐藤浩市のように言ったのですが…(ウソです)。
この時のリハーサルで、僕のリュックのファスナーが開いていたので、スタッフの方が直して下さったと思っていたのですが、後で思い返してみたら、この方こそ橋口監督でした。
恐れ入りました。
という訳で、僕が出演している以上、この映画は傑作に違いありません。静岡での公開を楽しみに待つこととします。 -
「のびた@映画の話をしようよ」
2008/06/23 by
星空のマリオネット
> 僕のブログでご存知かもしれませんが、ブログをご覧になってくださったことを前提にするのも、大変押しつけがましいので、敢えてとぼけて書きます。
のびたさんのブログ、読み直してみました!
あの場面に至るまでいろいろな経緯があるんですね。
もう一度観る時には、目を皿のようにしてリュックの男を探してみます!
(それにしても、のびたさんのブログの映画情報は凄いものになってきましたね・・・)
> という訳で、僕が出演している以上、この映画は傑作に違いありません。静岡での公開を楽しみに待つこととします。
僕は渋谷の「シネマライズ」のレイトショーで観ました。昔からあるミニシアターで雰囲気がある良い映画館です。終演後、これまた古くからあるBARで一杯飲んで帰りました。
気持ちの良い落ち着いた一日になりました。
「ぐるりのこと。」はのびたさんの予想どおり、よい映画です。きっと高い評価を得ると、僕も思います。
静岡でご覧になるのが楽しみですね! -
お礼申し上げます
2008/06/24 by
のびた
星空のマリオネットさん、こんばんは。
最近吹っ切れたように、飛ばしているのびたです。これも星空のマリオネットさんやクラリス2号さん始め、お気に入りの方々の支えがあってこそだと思います。ここに感謝の意をお伝えしたいと思います。
特に星空のマリオネットさんには、人生相談にまでのっていただき、果ては、つまらぬブログまでご覧いただき、本当にありがとうございました。最近はブログに長く書いた文章を、こちら用に短くして、投稿しています。
今年の目標は、劇場鑑賞本数200本突破。そのすべてを投稿できたらいいと思っていますが、もう既に、眠ってしまってレビューが書けない作品が3本もあり、先が思いやられます。
目標達成の後のことは、また考えるとして、それまではまた、我慢してお付き合いください。
>僕は渋谷の「シネマライズ」のレイトショーで観ました。昔からあるミニシアターで雰囲気がある良い映画館です。終演後、これまた古くからあるBARで一杯飲んで帰りました。
今度↑ここで一杯ごちそうさせてください。
一杯だけですよ。
僕も「シネマライズ」で昔、映画を観ました。もうかなり前でウロ覚えですが、確か「不思議の国のアリス」原作者のルイス・キャロルを描いた作品だったと思います。タイトルも忘れてしまいました。
フェリーニの「そして船はいく」は、渋谷の別の映画館だったかな?
「初恋のきた道」は確か文化村で観ました。観客ほとんど全員が泣いていました。
また、夏休みには、東京で映画を観たいと思っています。 -
Re: 木村多江とリーリー・フランキー
2008/06/25 by
星空のマリオネット
> 「初恋のきた道」は確か文化村で観ました。観客ほとんど全員が泣いていました。
「初恋のきた道」、僕も文化村で観たと思います! 良かったですよね・・・
> 今度↑ここで一杯ごちそうさせてください。
一杯だけですよ。
ご馳走様です!
でも安心して下さい。僕は酒が弱いので、一杯で気持ち良くなってしまいますから。
僕の愚痴も聴いて下さい!
でも安心して下さい。呑んで、からむことはない・・・はずですから。
夏休みが楽しみです!?
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