おくりびと (2008) »レビュー

最初は笑い、そして、涙、感動的な作品

100点 2008/09/09 by てるてる13

おくりびと

最初は笑い、そして、涙。
人は必ず死ぬんだから、その安らかな旅立ちのお手伝いをする仕事「納棺師」という職業があることも知りませんでしたが、色々な事を考えさせられました。
欧米では、エンバーミング(死体修復)という職業がありますが、日本では、葬祭場やこうした職業が忌み嫌われるところがあって、映画の随所に現れます。友や妻に「辞めろ」と言われ、主人公も、その仕事の素晴らしさはわかっているが、悩んでいる。
でも、その仕事を目の当たりにすると、みんな涙を流して感謝する。主人公の父親との再会が、死者との対面であった時、妻が「私の夫は納棺師です」と発言したところに、理解し合った姿をみました。

笹野高史さん演じる風呂屋の常連客が、「死は門だ。門を通って、旅立ちをするのを送り出すんだ。だから、行ってらっしゃい、また会いましょうと送り出す」というようなことを言っていましたが、なるほどと思いました。これは、「死」をテーマにした作品ですが、だれでも死ぬんだから、しっかり生きようぜと言われているような気がしました。

主人公がチェロ奏者であり、全編に流れるチェロの曲が素晴らしい。チェロという楽器は、人の声と同じ音域だということを聞いたことがありますが、チェロの音色に包まれて、とても穏やかな気持ちになります。

本木さん、山崎さんは文句なしに名演。フライドチキンを食べたくなりました。広末涼子さんは、とても存在感のある役どころですね。
いい涙を流して、とても素晴らしい作品でした。

 

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