200本のたばこ (1999)
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パーティ不在のパーティ映画
2008/06/26
by
cheaphemp
なるほど、「イヴに一人なんて悲惨!」というニュアンスは、日本での誤解されたクリスマスに近いから、大晦日の相手を探すというその感覚はわからないでもない。そんなたった半日ほどのリミットを、焦燥感とお祭り気分にのせて描いた群像劇。大まかに5つほどのシークエンスが、ラスト1ヶ所に集約されていくその過程がとにかく楽しい!それに、当初観たときには気づかなかったけれど、この映画ってとことん映画的な「見せ場」を排除しているのですね。たとえば誰もが待ち望んだパーティは、扉を開けてすぐ暗転しちゃうし、ロマンチックなベッドシーンも事前事後の描写に止めて、なし。普通なら見せちゃいたいエルヴィス・コステロのライヴシーンも勿論なし!すべてを"missed"にしているあたり、監督のセンスを感じさせるし、数多あるパーティ映画とは一線を画す作品に仕立てているのだと思います。結局は「そのもの」よりも、そこへ行き着く過程だったり、回想だったりの方が、多く胸を占めているのですね。…ところで、解せないのがこのタイトル。冒頭に登場するカートンのたばこ=200本とまではわかるのですが、一体何を暗示しているのでしょう?お解りの方、どうかご教授くださいませ。
(レンタル・セル)
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