休暇 (2007)
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人の命と引き換えに、男は休暇をもらった…
刑務官の平井は、職場で当たり障りのない付き合いを続け、40歳を越えた今も独身だった。ある日、姉の紹介でシングルマザーの美香と見合いをする。仲人に乗せられ、会ったその場で、二人の結婚は決まったような雰囲気に。しかし、平井は、この結婚にささやかな希望を持っていた。処刑の際、下に落ちて来た体を支える役をやれば、1週間の休暇が取れる。美香を新婚旅行に連れて行きたい平井は、「支え役」を自ら志願するのだった…。
休暇をとるために、死刑囚の「支え役」を申し出た刑務官の心の葛藤を静かに描く。主人公は、平々凡々と生きてきた40がらみの刑務官だが、結婚という節目に、自分の幸福と人の死を一度に掌に乗せてしまう。誰にも言えない苦しみを抱えながら、新婚旅行に出発するのだが…。原作は、故今村昌平監督作『うなぎ』の原作である「闇にひらめく」で知られる文豪、吉村昭の短編小説。主演は、小林薫、西島秀俊、大塚寧々ら。シングルマザー大塚寧々の幼い息子を演じるのは、宇都秀星クン。わずか6歳でありながら、母の再婚に無言で反発するという難しい役所をこなし、ほとんどセリフのない中、見事な存在感を放っている。監督は、『棚の隅』の門井肇。
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