hsot さん

hsotさんのレビュー一覧

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12件中1-10件

  • 100点 知らなくて損した!(0)

    2008年8月3日 to チェブラーシカ デジタルリマスター版

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    (C)CP (C)Cheburashka Project

    気にはなっていたけど、まさかこんなにいいとは!

    「大人の鑑賞に堪える」とかいうレベルじゃない。子供向けの切り口で愛らしく、決して露骨にシニカルな言葉は語らせたりしないけれど、奥にある情緒は悲哀を経てきた大人であればこそ感じ取れるものであり、チェブラーチカの(本当に手がかかってそうな)微妙な表情やゲーナのマイムでそこが絶妙に表現されている。

    文化土壌としてこういうのを生み出せるロシアって、興味深いし何だかとても親近感が湧く。まいった。

     

    共感:1人

     

  • 80点 オチに依存しない独特の面白み。(0)

    2008年7月5日 to イースタン・プロミス

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    (C)2007 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

    個人的にロシアネタに惹かれて鑑賞。もともと監督に思い入れはありません。

    かなりバイオレンスである。看護師の視座を絡ませることで複線的な絡みはあるが、基本的には直球アフィアものである。筋的なトリックもある程度読める。エンディングも暗示的だがちょっとキレイ過ぎる腹八分目のまとめ方。

    しかし、出演陣の揃いも揃った秀演が本作の一節一節にソリッドな迫力を溢れさせていて、物足りなさは全く感じない。主格モーテンセンの透徹ぶりは言うまでもなく、キリル→ヴァンサン・カッセルだったのか…。ロシアン・テイストがあまりにも嵌っていて、不覚にも途中まで「えらい上手い新人やなあ」とリアルに勘違いしていました。筋が進むにつれ、各人の外的内的な位置関係がゆっくりと明らかになりながら収束に向かっていく様も、至芸。正直、結論はあまり問題でないとすら感じてしまう。


    時折エグい描写にもめげずに表現として受け止められる方なら、満足度高いと思います。

     

    共感:1人

     

  • 90点 強烈なインパクトはないけれど、良。(0)

    2008年6月8日 to 幻影師アイゼンハイム

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    (c) 2006 Yari Film Group Releasing, LLC. All Rights Reserved.

    チェコ米合作で舞台が世紀末ウィーン。少し分かりやすくし過ぎているところが米的で不要だったけど、プロットがとても面白く飽きませんでした。良いもの観た満足感。

    本作のテーマは手品でも謎解きでもなく、いにしえの素朴なイリュージョン空間を軸にストーリーテリングの妙味を見せるところだと思うので、その点では細かい仕事が積み重なっていい仕上がりじゃないでしょうか。

    邦題は、もう少し何とかしてほしい…。

     

     

  • 50点 やり過ぎじゃないでしょうか。残念派。(0)

    2008年6月1日 to アフタースクール

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    (C) 2008「アフタースクール」製作委員会

    評価が分かれていますね。

    私も前作『運命じゃない人』を観たとき、「こういう心地よい伏線の張り方と中間省略を駆使して鋭い勝負できる若手、出てきたんだ」って感心した一人ですが、今回は一本の映画としてまとめ上げが足りなかったような…。終演後、ストンと落ちない感じが残りました。期待していた分。

    興行を考えるとキャラが著名になってしまうのは分かりますが、そこにテクニックまで詰め込むと雑多にばらけ過ぎて、上映中ニヤリと楽しませてくれるポイントがはっきりしませんでした。

    内田さんの次のチャレンジに期待します。

     

    共感:3人

     

  • 100点 美しかった。(0)

    2008年2月16日 to 潜水服は蝶の夢を見る

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    (c) Pathe Renn Production-France 3

    原作素材そのものにパワーがあるのだろうが、演出においても絶望と受容に揺れる主役の心を必要十分に描き抜いていて、前半から完全に持って行かれた。

    そして、本作は決して「がんばった物語」ではなく、シニカルで寛容で詩的な彼の視野を通して映し出されるからこそ剥き出しになる老若男女それぞれの情緒、かくも苦しみながら共感しようとすることをやめないそのそれぞれの美しさにほだされ、人として涙が溢れてくるのだと思う。

    今回は、、、おすぎの言葉に嘘はなかった。

    (シネカノン神戸、初日初回。まあまあの入り)

     

    共感:2人

     

  • 70点 演出は手堅く駄作とまでは言えません。(0)

    2007年11月15日 to インベージョン

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    (C)2007 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. - U.S., CANADA, BAHAMAS & BERMUDA. (C)2007 VILLAGEROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED - ALL OTHER TERRITORIES.

    特に彼女のファンではありませんが、本作はニコール・キッドマンという前提で埋没を免れ成立していると思いました。画面の大半は彼女の独り舞台であり、助演陣含め他のすべての要素は良い意味で背景と化しており、それは多分意図的な演出なのでしょう。シンフォニーではなくコンチェルトということです。

    しかし…、ますますもって輝く美貌と可憐さが増すばかりの彼女は、一体何者なんでしょうか?

     

     

  • 100点 映画の域を超えているから100点出さざるを得ない。(0)

    2007年8月5日 to 夕凪の街 桜の国

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    (c)2007「夕凪の街 桜の国」製作委員会

    密かに話題なのか、かなり大人な客層がほぼ満員だった。
    噂に恥じず予想を上回る傑作で、演劇的質を高めるために施した仕掛け以外は極めて実直な描写を丁寧に積み重ね、テーマに寄り添った秀演も加わり素晴らしい物語へと結実した。
    原爆という巨大な壁を現在と結び合わせて見せる2部構成の手法は原作ベースだが、映画アレンジがリアリティを倍加させている。
    こんなに涙が潤んだのも個人的に近年比類ない。耐え難い悲劇があっても、それでも家族や街やを愛してやまないという人間性が抑制をもって描かれているからであり、逆説的に原爆忘れまいというメッセージも浮き上がらせた。これは、21世紀の新たなスタンダードの誕生でしょう。

    (シネリーブル神戸14時20分の回にて鑑賞)

     

    共感:2人

     

  • 60点 確かに残るけど。(0)

    2007年6月19日 to 素粒子

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    原作を読んでる人の感想とは全然違うのでしょうが、広げた大風呂敷が収束しない感じでした。映画として「いい仕事」かと問われるとちょっと・・・。出演者の演技はまあ申し分ない質感なんですけどね。

    これは演出のせいでしょうか?それとも原作からしてこんなもの?

    意欲は買うが、何でもかんでも映画化すればよいというものではない、と言ってしまうと不遜にも言いすぎか。

     

     

  • 90点 知るべきことを、知れた。(0)

    2007年3月5日 to ルワンダの涙

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    (C) BBC , UK Film Council and Egoli Tossell 2005

    ルワンダ物ははじめてでした。
    無知ながら多少は覚悟していたので、それほどグロテスクだとは思わなかった。

    史実証言に基づくが、一応ドキュメンタリではなくドラマであって、物語的にも話劇的にもしっかりしていた。なので、感情移入した観客へ事実として受け止めるよう強く迫ってくるという点で、出来栄えを高く評価したい。

    しかし人間にとって正義とは・・・個々の状況における方便でしかないのだろうか。

    不思議と後味の悪さよりも、知り、そして考えようという気持ちを起こされる作品でした。

     

     

  • 90点 今回は実によく練れている。(0)

    2007年2月21日 to あなたになら言える秘密のこと

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    前作「死ぬまでにしたい〜」はクールな演出が主題に対して少し軽すぎる印象を与えていた記憶があったので迷いました。
    が、結論からいうと、まさに時間を割いて「観るに値する」作品でした。素晴らしい。

    脇の一人ひとり(アヒルまでも!)がすべて過不足ない伏線として配され、核心の告白へと至ったときも、少しの不自然さも感じずに没入していました。本来は、かなり落差の激しい筋のはずですが。

    扱う内容から、娯楽作品に比べ上演回数が少ないのは納得しましたが、それでも、真摯な映画好きの方には、私も大変にお勧めいたします。

    (2月18日、ミント神戸)

     

     


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